人のウワサとは怖いものである、とよく聞く。
そして私はウワサの鮮度が低いと有名であった。
会社員時代もとにかく社内のウワサというウワサ、全て腐りかけた頃に私の耳に入ってくる。
そして同僚に聞くと
「いつの話してんの?」
と言われる。
芸能ネタもものすごく古くなってから嬉々として先輩に話すと
「ほんと、鮮度が低すぎる。えらい昔の話でしょ。知らんのぷーちゃんだけだよ。」
と言われたものである。
ま、そんなことはおいておいて・・・
今週の日曜日は町内卓球大会が開催される。
もちろんエントリーされていた。(勝手に)
卓球大会は数年前にもどうしても出てくれといわれて、鬼のような特訓をされて出たことがある。
できることなら遠慮したいとおもっているのに、人数不足になるとなぜか勝手にエントリーされている。
しかし今回はこのような事態のため、出られなくなった。
その旨、スポーツ委員のおじさんに伝えた。
(伝えたつもりでいた)
そのスポーツ委員のおじさんの孫が私の娘ムスメ同級生である。
その孫が体調不良が学校を休むので、連絡帳を持っていってほしいと連絡があり、ムスメが預かった際にムスメは
「ママ、階段から落ちて足怪我した。」
と伝えたらしい。
その日の夕方、その連絡帳をもってそのお宅へ言った。
そしたらおじさんが出てきて
「大丈夫か?卓球無理だな。しょうがないね。お大事にね。」
と、車に乗ったままの私に言ってくれた。
もちろん私に言ったと思っていた。
数日後の日曜日、オットがゴミ当番(私の代わりに家事の一切を受け持っているため、フラフラ)で朝8時から立っていると、ほかの卓球仲間のおじさまがオットに
「おい、もういいのか?」
と声をかけてきたそうだ。
オットは
「え??あ、ヨメですか??家で一歩も動きませんよ。」
と伝えると
「え?うらうらくんが屋根から落ちて、腰の骨折ったって聞いたんだけど!」
「はい?!」
どうやらスポーツ委員のおじさま、最初からちゃんと話を聞いていなくて、私のムスメの話をちょっとだけきいて近所のおじさまたちに伝えたらしい。
それがこんな風にオヒレが付いたというか、誤解が生じたというか・・・
パパ(ママだけど)が・・・からおちて・・けがした。→その日、雪が降っていた→雪下ろしのため屋根に上り、そこからおちた(雪下ろしするほど降ってねぇ。)→なぜか腰の骨折って重症
というわけで、日曜日は会う人会う人に腰の骨を折って重傷だと思われていた人のヨメが、軽く右足の甲の骨を折ってヨタヨタしていた、なんだ、その程度でよかったね、という会話が繰り広げられた。
・・・別に軽症じゃありませんけど。
うわさってこわい。
そーいや、独身時代に兄と二人暮らしの時期があったが、あまりに兄が気配を消して暮らしているので(早朝勤務の深夜帰宅)、兄を車で駅まで送るのを数回見た近所のおじさまが、私が若い男を自宅に連れ込んでいると吹聴したために変なウワサが流れたことがある。
・・・うさわってこわい。